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苦手なものたち

人が自分の嫌いな食べものを前にした瞬間を見るのがたまらなく苦手だ。
いつだったか、関根勤があるバラエティ番組でキュウリを出されたときに物凄い嫌い方をしていた。さっきまで笑い転げていた人が途端に険しい顔つきになったのだ。怖かった。
私にはほとんど食べものの好き嫌いが無いので「食べものを嫌悪する」感覚自体よくわからない。それもおおいにあるのかも知れないけれど、おそらく、人の良い面・楽しい面だけを見ていたい気持ちが強いんだと思う。

お笑い芸人のインスタントジョンソン渡辺隆浩次長課長井上聡(ともに敬称略)が苦手だ。
この二人、個人的にすごい似てると思っている。というかよーするに昔付き合っていた人に似てるというのが言いたいわけなんだけど。その人との付き合いが思い出すと頭を抱えたくなるようなものだったので、この二人をTVで見かけるたび内心「うわぁー…っ!(=イヤな思い出走馬灯=)」となる。ので苦手である。もう何年も経つというのに未だにこんな振り回されてるなんて可笑しいものだなあ。変な付き合い方は傷を深く残すだけということは学んだ。

変な付き合い方は傷を深く残すだけ。という経験をもとに予防線を貼り、さらに元来の「人の良い側面だけを見ていたい」性質もあいまって、私はいつも他人に対して全てを曝け出せないでいる。他人との距離の取り方が上手いようで実はとても下手くそだ。こんなだからいつも最終的に必要とされないのだと思う。でもやっぱり上手く出来ないし。割り切れもできない。こういう自分の性格全般に、最近は本当によくうんざりしてしまう。